アニメ人気シリーズ DVD

80年代のヒーロー声といったら、井上和彦氏でキメ！

陸・海・空の三機のマシーンのデザインもかっこよくて最高です。

うる星やつらなどでおなじみのスタジオぴえろ作というのも驚きです。
飛影（とびかげ）と読みます。
某ゲームにも出演した、ちょっと風変わり（？）なロボットアニメ。
ストーリーや設定に「？」は残るものの、それらを含めてもおもしろい。どこからともなく飛んできて、影のようにいなくなる。だから飛影って、そんなんでいいのか飛影？

しかし一番残念だったのは、ロボアニメの醍醐味であるはずの戦闘シーンが、どうにも消化不良でならない。使い回しもほどほどにってな感じです。
キャラアニメとしてみるならば、熱血系主人公に幼馴染のおてんば娘と異星のお姫様のダブルヒロイン(またこれが2人ともカワイイときたもんだ)と決して悪くはない。もちろんそれ以外もまだまだあります。

　ＴＶオンエア版ではぼかしているが、カムイがなぜ忍になったか、そしてなぜ抜け忍となったか。

　その哀しみが見れば見るほど胸にしみる。
中田浩二のしぶい声がまた、ぴったりでじーんとくる(ほれぼれ・・)。

　時にはひとを信じることができず、無関係の人々をただ見殺しにし、また、ようやく信じたひとから裏切られ、絶望の淵に沈むカムイ。

　殺したくはないと叫びながら、殺さねば生きていけない運命を負ってしまったカムイの哀しみを誰も共有できず、彼はひとりで去ってゆく。
　いつもたったひとりで。

　おそらくは、微妙な差別問題ゆえに、再版されていないのだと思うが、差別の痛みを知るためにこそぜひ広く世間に知らしめてほしい作品。

　ぜひＤＶＤ ＢＯＸとして売り出してほしい。
　
白土三平の原作もいい
　今日もまた太陽は昇り、川は流れる。
　忍びの世界には何びとも犯すことの出来ない掟がある。
　その掟を破るものには、死、あるのみ。
　だが、ここに一人の男があった。
　太陽のきらめきも月光の聡明も一瞬、死の伴奏と変わるその定めを、
　自ら選び貫いてゆくもの、カムイ、忍者カムイ。