アニメ人気シリーズ DVD

テレビ放送中は見れなかったのですが、面白セレクションを購入し、すっかりはまってしまいました。

キョロちゃんは誰に対してもとっても優しく、そこには何の打算もない、純粋で温かい心があるんです。
どうして私たちは、こんな風に素直に生きられないのだろうと・・・哲学的なことまで考えてしまいます（それって私だけかしら・・・）。

しかし、島の住人全部がそんな人達ばかりではもちろん無く、時には「大人の陰謀」渦巻く、策略めいた内容の時もあります。
で、自分もそんな「オトナの一人」であることが恥ずかしくなったり・・・。

ハイジやコナンなど、一口で「コドモ向け」でくくれないアニメの中に、ぜひキョロちゃんも入れて欲しいです。

もちろん自分に子供がいたら、絶対に見せたいアニメです。
というか・・・キョロちゃんのような子供が欲しい・・・。
まっていたキョロちゃん
キョロちゃんは「時代等に左右されない作品を」という考えで製作されており、いつまでも古びない作品であり、見た事の無い子供たちにも是非見せてあげたい名作です。

それでも当時は、ただの忍者アニメぐらいにしか思わなかったのですが、学校の歴史の授業や、徳川幕府の時代考察本などを通じて、昔の日本にも「身分制度による差別」、とりわけ「職業差別からなる、身分制度」があったことを知り、驚きと共に、この作品のことを思い出しました。

その時にどうしてもこの作品が「もう一度みたい！」と思いました。が、８０年代前半になると、この作品内容が
現代社会においても、過去からの未だに残っている”差別意識”に触れると言う事と、人権問題上よろしくないと言うことで、長らくテレビで”放送禁止”となり、見る事はできませんでした。

大人になってから、レンタルビデオ店でこれを見つけたときには、驚喜して、すぐさま借りて、一気に見た記憶があります。

ストーリーとしては、徳川体制の時代、孤独な忍者カムイが、非情な忍の世界に失望して、自由を求め”抜け忍”となり、その先々で彼を追う数々の刺客（脇役がとても魅力的です）を、カムイが様々な秘術で倒してゆく、と言うあらすじです。

カムイの声は、テレビ時代劇の悪代官役でよく目にする、中田浩二　氏（初代”エースをねらえ！”の宗方　仁の声も彼です）。敵の忍者や脇役の声も、今では大御所と言われる、声優の方ばかりです。