アニメ人気シリーズ DVD

現行の作品のほかに、これまでにＤＶＤ化されていない｢天地無用！」のライブ作品なども新たに収録。ＬＤやビデオでしか収集できなかった作品も全て収められているので、ファンにはたまらないでしょう。

１０周年記念ということで高価格となっておりますが単価で考えれば納得価格ではないでしょうか。ただ、特別仕様といっても内容は現行品とほぼ同じなので、すでにコンプリートされている方には向かないかも。まあ、完全予約限定生産品ということで、かなり貴重な品であることには変わりないでしょう。

これからＤＶＤを1から集めようと思っていらっしゃる方にお勧めです！
新解釈の元、戦後日本を描く佳作
今川監督の新解釈で作られた鉄人28号。

第1話、2話の猛烈なクオリティは一見の価値あり。

全体に、戦後という時代の光と影が描かれています。鉄人は第二次世界大戦中に日本軍の秘密兵器として作られたという設定は、皆さんご存知と思いますが、今川版鉄人には、もう一工夫があり、それが物語に重みと深みをつけています。

後半部分は、過去の因縁、数々の謎が描かれていった。正直、もうちょっとストレートに描写したほうが良かったのではないか？と、思えるくどい部分があるのも事実。

同監督のジャイアントロボと同じように、情念の部分で、シリーズ初期にあった痛快さが失われてしまう傾向があるので、その展開が苦手な人にはお勧めしない。

ともかく、ストーリー上の複線や謎はうまくまとめたと思う。

個人的には、“戦争中に武器として作られた兵器としての鉄人。”へのこだわりは捨て、１クールくらいでレトロな巨大ロボット物としてつくってほしかったのだが、それでは、今の時代に鉄人を作る意味は無いのでしょうね。

全体的に丁寧に作られた佳作。長谷川裕一のコミック版と一緒に是非。
名作だが、、、。
はっきり言ってアニメの名作のひとつです。予算の関係で作画の質にばらつきがあることと、鉄人が活躍する場面が少ないこと以外は作品的にはあっぱれといえます。後半のドラマには見ごたえ十分。一見の価値ありです。

しかしこのアニメに限った話ではないですが、とにかく値段が高すぎます。マニアから取れるだけ取ろうという日本のコンテンツビジネスの貧困さがまたしても露呈しています。アメリカではドラマやアニメの1シーズンボックスセットが40ドル（4000円程度）くらいで手に入るというのに、なぜこうも違うのか。